みなさん、こんにちは。
今日は、歯医者さんでの歯のクリーニングについてのお話です。
みなさんは、毎日しっかり歯磨きしているから、歯医者さんでの定期検診やクリーニングはいらないと思っていませんか？
もしそう思っている方がいるなら、それは間違いです。
今日は、そこについてご説明したいと思います。
なぜ歯医者さんのクリーニングが重要？
１．本当に磨けている？磨いていると磨けているは違う
一日に歯磨きを全くしないという方はいないと思いますが、歯磨きは、正しい方法でしないと案外汚れが残っています。毎日磨いても、汚れがたくさん残っていれば、歯磨きの意味がありません。歯医者さんでは、クリーニング時に正しい歯磨きの仕方や磨き残している部分を指導しています。
２．歯ブラシで落とせる汚れは食べかすや歯垢
では、きれいに磨けるようになったら、必要ないかというとそうではありません。なぜ歯医者さんでのクリーニングが必要かというと、歯磨きで落とせる汚れは食事で付着した食べかすや歯垢になります。これらは、軽い力でブラッシングをするだけで簡単に取り除けるのです。これを歯磨きせずに放置してしまうと、だんだんとこびり付くようになり、ブラッシングだけでは取り除けなくなってしまいます。
３．歯石やバイオフィルムは歯ブラシでは取れない
歯医者さんでのクリーニングでは、普段のブラッシングで取り除けない汚れを落としていきます。その代表例は、歯石や着色です。さらに、歯石や着色以外に”バイオフィルム”と呼ばれる被膜も落とすことができるのです。バイオフィルムとは、歯の表面に形成されているペリクルと言われる被膜に、細菌が加わった物になります。これは、歯の表面にぴったりと付着しているため、ブラッシングで取り除けません。いくらブラッシングしても取れない汚れがあると感じた時は、歯石や着色、バイオフィルムの可能性が高いです。そのような時は、歯医者さんのクリーニングに頼りましょう。
だいたい3か月前後で、歯石が付着してくると言われていますので、当院では、3か月に一度の定期検診とクリーニングをお勧めしています。
