こんにちは。
今回はインプラント治療についての続きとして「インプラントをするかどうか考える時期」についてご説明したいと思います。
☆インプラントを考える時期はいつ?
前回のブログで書いた通り、インプラント治療とは、歯を失った部位に対して人工の歯の根を埋め込み、その上に人工の歯を作る治療です。これから抜歯が必要な部位に対して抜歯後に行うこともできます。歯を1本~数本失った場合はもちろん、すべての歯を失った場合もインプラント治療の適応となります。(※骨の状態や全身の状態により適応できない場合があります。)
☆では、「歯」を失うときはどんなときか?
2018年の全国2345歯科医院で行われた抜歯原因調査の結果、歯が失われる原因で最も多かったのが「歯周病」(37%)で、以下「むし歯」(29%)、「破折(歯が割れる)」(18%)の順でした。
→詳しくは、以前のブログをご参照ください。
これらの原因で、歯を失った場合、インプラント治療により歯を補うことが可能です。
また、生まれつき乳歯も永久歯もなく歯が生えてこない場合、あるいは乳歯が抜けたあと永久歯が生えてこない場合、インプラント治療により歯を補うことが可能です。
☆インプラント治療ができない場合はどんな方か?
・口腔内が清潔でない状態の方
・血糖値がコントロールできていない糖尿病の方
・子ども(成長期の方)
・骨粗鬆症の方
・コントロールされていない高血圧症
また、一般的に外科手術ができない方もインプラント治療が行えません。
・妊娠されている方
・免疫機能が著しく低下した状態の方
・6か月以内に心筋梗塞の既往がある方
などでは、外科的手術自体行えません。
その他に、インプラント治療に際して注意が必要な方は?
・抗血栓療法を受けている方
・ステロイド薬を服用されている方
・放射線治療を受けられている方
・癌の化学療法を受けられている方
上記の方の場合、インプラント治療ができない場合があります。
☆インプラント治療の難易度は?
個々の症例によって難易度は異なります。
喪失している歯が多い場合や、骨造成(骨を増やす処置)が必要な場合、全身の健康状態が良くない場合には、治療の難易度が高くなります。治療のメリット・デメリットを考慮した上で、インプラント治療を受けるかどうか判断するのが良いと思います。
当院では、患者さまのお話・状態を把握し、現状を説明させて頂き、納得していただいたうえで治療をすすめております。また当院は、全室完全個室ですので患者さまのプライバシーにも十分配慮していますので、ご安心ください。インプラント治療を行うか悩まれている方は、まずは気軽にご相談ください!